プリンシパルダンサーの半月板損傷回復インタビュー

(※効果には個人差があります)

ニューヨークでプロのダンサーとして活動して22年。

昨年病院で半月板損傷と診断され、半月板の内側と外側両方に亀裂を確認。

膝が腫れて足が曲がらないことも多く、手術した方がいいのか、痛いままダンスを続けていけるのか…

とても悩んでいた時「やすらぎ」を見つけ、手術なしで回復を目指すため来院された折原美樹さんにお話を伺いました。

ー 今回はニューヨークから来ていただいたということで、ありがとうございました。

「やすらぎ」はどうやって知りましたか?

 

インターネットで「膝、半月板損傷で手術しない」と検索したら出てきたんですね。

 

 

ー そうですか、膝はいつ頃から、どのような状態でしたか?

 

昨年8月の終わり頃、2週間の公演を控えている最中で、ちょうど公演前の一番キツイ時だったんですが、踊っていたら「ポンッ」と音がして、これはまずいなと…

左膝の後ろの所が「あっ!!」と思ったら見る見るうちに腫れあがってきました。

水のたまっている所は硬直したように感じで、特に踊った後は、腿の真ん中辺りまで(膝上20cm位の所まで)張りがありました。

 

 

ー ニューヨークではどんな治療をされていたのですか?

 

外科の治療も受けてますし、普段はマッサージ、鍼は良く受けていました。

公演後は必ず痛みが出るので…、鍼の先生は公演の劇場に来てもらえるので、踊りが終わったらすぐ鍼を打ってもらっていますが、いかに進行を遅らせて、現状を維持して行くか…という感じですね。

 

ストレッチや身体のトレーニングは毎日しますが、毎日していても痛い所は増えていくばかりで、ウォームアップにも時間がかかります。

それで、半月板損傷の良い回復方法がないかとネットで検索をしていました。

薬や、サプリメントではなく、他の方法で何か無いかと…その時にやすらぎを見つけました。

 

 

ー やすらぎを知った時はどう思いましたか?

 

以前、体は「輪」が積み重なっていて、それは上から釣られているので、それを揺らすとうまい所に体がいって治るという話を聞いたことがあり、どんなものかと思った事がありました。

今まで治療というと押したり,関節をポキっとやったりという中、揺らすだけで痛みが取れるのだろうか?と半信半疑でした。

それで…その後そんな治療があることはすっかり忘れていて、やすらぎの事を知った時、「あっ!」と繋がるものを感じ、「痛みが無い」そして「揺らす」ということにとても興味を持ちました。

 

やすらぎの「メールセミナー」を読んだり、松永先生とのメールのやり取りで、手術をしない回復方法に期待が持てました。

こちらに来て、少しでも取り入れられるものがあれば、少しでも長くダンスを続けられたらと、正味5日間と短期間でしたが、今回帰国して施術を受けたいと思いました。 

ー 折原さんが踊るのはどんなダンスなんですか?

 

モダンダンスです。

私がやっているモダンダンスは膝を使うものが多く、膝で回ったり、擦ったり、方向転換したりというのがかなり多いです。

踊っている時間は30分〜40分くらいなんですが、ひとつの踊りにとても集中して踊っています。

 

 

ー そうですか、膝への負担はかなり強いようですが、3日前に当院に来られて今日で3回目ですが、初めて受けられた時はどうでしたか?

 

一番初めにやっていただいた後に、色んな体の変化を感じました。

楽になった所と痛みが出てきたところ。

肉体的に仕事をしているものですから、身体の中の変化っていうのが、「この辺りの感覚が違うな」とか、そういうのがかなりありました。

 

痛みが完全に無くなったわけではないんですが、ここに来た時に痛みが"10"だっだとしたら、1回目の施術で"5"くらいになっていました。

階段を降りる時が辛かったのですが、「はっ!!(楽になっている)」という感じでした。

 

稽古でやるグランプリエっていう膝の屈伸があるんですけど、一番下まで行くのが、どうしても膝が痛くて、下まで行けなかったのが、今日はやってみて「あっ!出来るかな?」って思いました。一番下までいくとまだ少し痛みがでますが、降りるときの、こういう所が痛かったんですが、この痛みはほとんど無いです。

ちょっとだけ下に、この辺りに痛みがあるだけでほとんど無くなりましたね。

 

 

ー そうですか。こちらにいる滞在期間が短いのでね、もう少し期間があって回数をやれると痛みが完全に取れてくるんですけどね。

 

そうですね、また帰国できるチャンスがあれば来たいと思います。

通常だと東京に帰国するんですが、今回は名古屋に振付をした作品を出展していた関係で、東京と名古屋を1週間半分ずつ滞在することになって行ったり来たりで。

 

 

ー じゃあ、指導するとき体動かさなきゃならいけないですか?

 

そうですね。「もうちょっとこうしてほしい」とか、やってみせたりしますね。

朝、名古屋で練習して、夜東京で施術を受けて、また名古屋に戻りリハーサルをっていうスケジュールでした。

 

 

ー そうですか〜!大変なスケジュールの中、来ていただいたんですね。

是非とも早い回復をお手伝いさせていただきたいですね。

 

やすらぎがニューヨークにあればいいのに!あればいいのに!

トレーニング方法としてあればいいですよね。アメリカはライセンス社会ですから、医療行為というと問題があるので、トレーニング方法として紹介されたらいいですね。

やすらぎオリジナルの体操ができるとお聞きしたので、そういったのを紹介してほしいです。

 

 

ー そうですね、外国にも紹介したいですね。

今日は貴重なお話ありがとうございました。是非とも手術をしないで半月板損傷を克服して、これからも活躍されて下さい。

 

こちらこそ、ありがとうございました。

私のダンス仲間にも紹介したいし、ブログでもぜひ紹介させていただきたいと思います!

 

ー 本日は貴重なお話ありがとうございました。

 

 


 

「折原美樹さんが2010年のThe Bessie賞を受賞しました!The Bessieはダンス界におけるアカデミー賞ともいえる賞です。折原さん受賞おめでとうございます!今後ますますのご活躍を応援しております」

 


■ 折原 美樹 様 プロフィール

 

マーサ・グラハム舞踊団プリンシパルダンサーとして活躍中。

クリエーターとして、作曲家 野澤美香とのユニット「LOTUS,LOTUS」、夫であり、振り付け師のスティーブン・ピアのPier Group Danceにても活躍中。

グラハム・テクニックにおいては、グラハム本人、ユリコ、ソフィー・マスローといった教師に学び、現在NYグラハム舞踊学校、アルビン・エイリー、ペリダンスの講師を務め、アメリカ各地の大学、日本でワークショップを開催。

鳥取大学非常勤講師,新国立劇場バレエ研修所の特別講師。

http://lotuslotus.exblog.jp/

 

 


 

 

 

番外編

ー プロダンサーの方たちは、皆さんも同じような症状に悩んでらっしゃる?

 

そうですね、ダンサーはみんな膝、腰も痛いですよね。

私も30年位前に一度リフトをしていて腰から落ちた事があって、その後、しばらくは良かったのですが、20年位前から痛くなってきて今ではいつも腰痛があります。

それから時々は座骨神経痛も出てきているようです。

 

 

ー 1日どれくらい踊るんですか?

 

リハーサルは1日に6時間くらいあります。

6時間ずっと踊りっぱなしではないんですけど、その間にストレッチしながら見ていたり6時間のリハーサルの前には1時間半くらいは必ずレッスンのクラスを受けたり、自分のウォームアップをしてますから、1日に8時間くらいは動いてますかね。

 

 

ー プロとなるとすごいですね〜!厳しいですね。お休みは月に何日かあるんですか?

 

決まってないんですよ。

公演があれば2〜3週間は練習して、公演に入っていくので、その間は忙しくて。

自分では休みは組めないですね〜。

カンパニーのスケジュールに合わせた生活ですね。

踊りもかなり過激なため、体を休めることがなかな出来ない状況ですね。

 

今回はアメリカンダンスフェスティバルというのに行くはずだったんですけど、私がキャストに入っていなかったので、カンパニーに「キャストに入ってないから日本に行きたい」と。

渋々承諾してもらった感じですね。

もし怪我人が出た場合、私も呼ばれる可能性があるので、「公演中は日本に行かれたら困る」という感じだったんですけど、「どうしても行きたい」と言って。

来週からベルリンで2週間の公演があるので、その為にも今回日本に来ました。

ー 現在はニューヨークを拠点に世界各国を回られているですね。

 

そうですね。カンパニーの行く所には全部いきますね。

 

 

ー 折原さんは鍼をよく受けていたということですが、ニューヨークでは鍼がブームなんですか?

 

いやブームではないです。

ダンサー仲間は鍼よりマッサージを受けていますね。

 

 

ー 専属の先生がみんな付いてらっしゃる?

 

専属っていうことじゃないんですけど、他のダンサーも一人一人気に入ったマッサージの先生がいて、同じようにケアしてます。

でもみんなお金がなくて行かれないケースが多いですね。ダンサーはやっぱり生活が大変ですよねぇ(苦笑)

 

24時間ダンスのこと考えてますから、朝起きることから、食事をすることから、全部が踊りに出てしまうから、疲れてしまうとね、ダメですね。

「ダンスをやりたいって」日本から来る若い子にも、「ダンサーになるにはかなりの覚悟がいるし、ならない方がいいんじゃない」って言うこともあります。

趣味でやるのにはいいですけど、プロになるには本当にお金もないし、それでもいいんだったら応援するけどって言いいますね。

 

 

ー 厳しいですね〜!

 

そうですね。ダンスはやれる時間が短いので、凝縮した生き方にしないと、役者さんは60歳80歳になってもいい役がありますけど、身体がやれる時間がありますからね。

 

腰の方も、腰から足の付け根、そして膝と、体は全部繋がっているように思います。

先生に教えていただいたストレッチと揺らす事を続け、腰を和らげ、膝を和らげ、すこしづつでも良くなろうと、続けて行くつもりです。

 

ー 本日は貴重なお話ありがとうございました。